ぼくは残雪のハイボールを

ぼくは残雪のハイボールを ごめんなさい。 ちょいと一ぱいあなたには、はい、甘いジュース。 今を生きていることを、ぐっと飲みましょう。 コル 鳥見迅彦の詩より 金曜の朝、通勤、通学、旅行者らの人混みの京都駅を、人間ドックに急ぐ 私が横切ろうとしたその時、前から歩いてきた急ぐその人の開いた鞄から、透明なペンが私の足元に落ちた。 この急ぐ時に。 しかし、とっさに体がしゃがんでペンを取り、その人に渡して歩いていた。 そのまま振り向きもせず突進した後ろの方で『ありがとうございます』と声がした。 なんせ8時20分には、○○○○病院の2階ドン突きの受付に間に合わさなければいけないのだから。 ペンを拾って渡して、ありがとうございますと声がしたのも、ほんとの話。 振り向かず突進して人間ドックに行ったのも、ほんとの話。 土佐堀川 Read more